4/4 に行った2つのコンサートについて

中野区民交響楽団(第58回定期演奏会)指揮:松岡 究   ヴァイオリン:会田 莉凡
14:00 なかのZEROホール
@ ウェーバー:オベロン序曲 A シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 B チャイコフスキー:交響曲第4番

1981年結成、男4女3くらい、80人ほどの出演で10余人が助演。年配の人が目立つ。@が美しい。よく練れた
弦が燻し銀の光沢を感じさせ、hrnも柔らかく響く。Aでは1990年生という若さながら既に立派なキャリアを
持つソリストが登場、太く強靭な音を奏でる。全体の印象はソロ・オケ双方が遠慮し合う、どこか他人行儀で
余所余所しいままに終始した演奏だ。Bでは前半おとなしかった管が咆哮、処々に勇み足や力みを見せつつ
荒々しさを遺憾なく発揮する。この10年ほどで10数回は聞いているのだが、真面目な人が揃っているのだろう
、充分練習を重ねて着実に仕上げてくるので安心感を持てる団だ。入りは6分くらいだろうか、1000円。

アンサンブル・フォルツァ・ウ〜ノ(第7回演奏会)指揮:田尻 真高   ヴァイオリン:長尾 春花 
19:00 杉並公会堂
@ モーツァルト:魔笛序曲 A チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 B ベートーヴェン:運命

男女半々60人ほどの出演、うち団友賛助が13人。2007年結成という新オケで、満遍ない年齢層に見える。
年1の会では、ここまでベートーヴェンの交響曲を演目に据えている。Aが最高の内容。芸大院生という
ソロは貫禄すら漂わせるスタイルで、思い入れたっぷりに芳醇な美音を披露。オケも呼吸を合わせながら
渡り合い、"協奏"を堪能させる。対して@は重厚な響きで聞かせるが肥大気味とも言え、アンサンブルは
今ひとつ。Bも低弦を強く利かせた泥臭い印象のものだが、破綻なく終了。全体として熱さが伝わる演奏
だが、一部の練習不足のメンバーに問題があるようだ。2階は〆切、1階だけで客入りは6分程度。2000円。