楽聖ベートーヴェンは死ぬまで世界一のモツオタを自認していた。
歌曲の王シューベルトもモーツァルトの大ファンだった。

モーツァルトが同時代に生きた後輩の大作曲家達の憧れの的だったのは間違いない。


しかし、どんな大天才であっても、その専門分野に於いて現代の常識の視点から見れば
呆れ返るような勘違いや過ちを犯していることは、決して珍しいことではない。
それは人間の能力の限界と言っても良いだろう。

また人間が歌いやすい音域と区別出来る音階を考慮すると、「良いメロディー」のパターンは
非常に限られた数しかない。だから、特に著作権に煩くなったここ数十年を除けば、
音楽の世界に於いてはメロディーの借用はごくごく当たり前のことだった。

だから、
「大作曲家○○が尊敬しているから」
「■■の曲に△△のメロディーがパクられている」
などという浅薄な理由で特定の作曲家を「不世出の天才」などとと持ち上げることは
あまりにも不合理なことである。