前半のドビッシーは、そう悪くない演奏でそれなりの音も出ていたようではあるが、
もっとなまめかしさもほしい気もした。曲の流れや味付けが同じ色彩になっていたようにも
思えたので、もっといろんなパレットがあってもいいかもしれない。
幻想交響曲は今年になって大阪フィル、東京フィル、N響と聴いて来たが、あまり親しみを
感じていない曲だったので、オケによって全く違う曲に聴こえてしまった。
今日のハーディングのきめ細やか演奏でやっと曲全体を把握できてように思った。
4、5楽章で繰り広げられた熱い演奏で観客は大いに盛り上がっていた。でも自分はその中に
入ることができなかった。オケ全体としてもう少し深い響きがプラスアルファーされていたなら
自分の好みとあっていたようにも思う。