本が売れぬのは図書館のせい? 新刊貸し出し「待った」(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/ASHBW64R4HBWUCVL01B.html

オレはこれまで、本の価格が不当に安すぎると主張して来た。
オレが生涯をかけて、多大な労力と多額の費用をかけて生み出した、英知の結晶とも言えるオレの本が
たった数百円で売られているのだ。
これほど割に合わぬものはない。
だがそれ以上に腹が立つのは、いい歳をした大人が、これっぽっちの金額すらけちって
図書館でタダ読みしようとする、そのねじ曲がった根性だ。
文化に対して敬意を持ち、金をかけるという最低限の教養すら持ち合わせないその姿は、
猿にも等しい滑稽なものだと、オレの目には映る。
オレはこれまで、何も「トヨタ車」を標的にして、不当な攻撃を仕掛けてきたわけではない。
トヨタ車は、それはそれで優れたクルマだとオレも思っている。
オレが不満に思うのは、トヨタ車に乗ってそれでよしとしようとする、
トヨタ車に乗ってクルマが分かった気になっている、その愚鈍な精神に対してなのだ。
豊かさを求めようともしない、その精神の貧困、貧乏人根性に対してなのだ。
図書館でオレの本をタダ読みして、それで分かった気になっている連中は、
これと同じだと言える。
この度、大手出版社ならびに一流作家諸君からこのような意見が出されているのは、
至極まっとうであるし、力強い援軍である。
文化や教養の何たるかを伝えていくのが使命だと感じている。