>>316
1031と1020が息子の時代の様式で書かれていることは大前提よ。
「チェロの有無」が、通奏低音かオブリガート・チェンバロか、
という意味ならば、ハ長調1033は「通奏低音書法かつ偽作の疑い」
のグループに入るかと。たしかにIMSLPにアップされている筆写譜などには
"Cembalo"とあるけど、明らかに通奏低音(数字付低音)書法で書かれている。
第3楽章のメヌエットIのみ、例外的にチェンバロの右手が書き込まれている。
逆に、オブリガート・チェンバロの曲でも部分的に数字付低音で書かれている
曲は沢山ある。ソナタだけでなく、ブランデンブルク第5番の冒頭がいきなりそう。

ブランデンブルクと言えば、第4番はコンティヌオ(通奏低音)とチェロとヴィオローネ
と3パートに分けて書いてあったり、バッハの伴奏譜は結構バリエーションがある。
このブラ4は、コンティヌオのパートをチェンバロ弾くのが一般的だが、よく見る(聴く)と、
第1楽章冒頭4〜6小節目はヴィオローネが休みで弦楽器でソロ的に伴奏するけど、
同じ音型の10小節目から13小節目第1拍まではチェロとヴィオローネは休んでいて
何とヴィオラが通奏低音(実際はチェンバロの左手)とユニゾンで低音部を弾いていたり
する(ケーテンでのバッハがヴィオラ弾いていることが多かったのと関係あるかも)。