マーラーの存在も知らずにコンクールに優勝していた小澤w
(まあ、そんな緩い時代w)

村上春樹の「小澤征爾さんと、音楽について話をする(新潮社 ) 」

P.204 以降
「そういう音楽が存在したことすら知ら
なかった 」から

村上 「(タングルウッドの学生の時、スコアを見てみて、どうでした? 」
小澤 「それはもう、すごいショックだったですよ。そういう音楽が存在したことすら、自分がそれまで知らなかったということがまずショックだった。
僕らがタングルウッドでチャイコフスキー
とかドビュッシーとか、 そういう音楽をやっているあいだに、こんなに必死になってマーラーを勉強しているやつ(同室だったホセ・セルビエールのこと )がいたんだと思うと、真っ青になって、あわててスコアを取り寄せないわけにはいかなかった。

だからそのあと、僕も(マーラーの)1番、2番、5番 あたりを死にものぐ
るいで読み込みましたよ 」

村上 「スコアを読み込むと面白かったですか? 」

小澤 「そりゃあ面白かったです。だってそんなの初めて見たんだもの。へえ、こんなスコアがあるんだって 」