【巨匠】小澤征爾 【復活】第17演目目
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0580名無しの笛の踊り
2014/09/17(水) 18:16:44.16ID:xnnE+Afb神の怒りを買ったために永遠に海上をさまようオランダ人の船長の物語で、「暴風雨」とはその内容に引っかけた比喩だろう。
いずれにせよ、小澤は自ら舵を取る2時間半の航海の無事を願ったはずだし、
世界のオザワを信奉し、そのウィーンでの評判を正しく知らされていない日本のファンは、
海が荒れようなどとは夢にも思わなかったにちがいない。
なにしろ、多額の制作費を投じて新しい舞台を作り、 時には作品への新しい解釈も観客に提示するプレミエは、オペラの華である。
音楽の都ウィーンのヘソともいうべき国立歌劇場は、とくに専属オーケストラがあのウィーン・フィルの母体であるという名門だが、
年間上演日数が300日にもおよぶため、すべての上演が高水準であるとはかぎらない。しかし、プレミエは別だ。
集められるかぎり最高の歌手を集め、オーケストラもここぞとばかりに気を引き締めて演奏する。
とりわけ音楽監督である小澤にとって自ら指揮するプレミエは、力量が真正面から試される正念場でもある。
たとえば、03年5月に上演された、やはりワーグナー作曲の「トリスタンとイゾルデ」のプレミエでは、クリスティアン・ティーレマン(44)というドイツ人の若手実力派が成功を収めた。
ちなみに、この舞台は03/04シーズン開幕の9月1日に再び上演され、 ティーレマンと、引き継いだオーストリア人のフランツ・ウェルザー=メスト(43)が、それぞれ大喝采を浴びている。
小澤の場合、
ウィーン国立歌劇場で年に数演目のオペラを指揮するが、このうちプレミエは1演目だけ。
ライバルの成功を傍目に失敗は許されなかった。
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