ど素人にも分かり易い文章であるような、やっぱりど素人には分からない世界であるような。そしてど素人の俺は次のように理解した。

武者修行中のヘンデルは、ローマのオーケストラとヴェネツィアのオーボエとの妥協の産物として、全体=嬰ヘ短調、オーボエ=実質ホ短調を選んだ。
現在、やはりバロック・オーボエには難しい音であるからオーボエはホ短調で演奏するしかなく、従って全体もホ短調で演奏している。しかしヘンデルは嬰ヘ短調を基調とする音楽を作ったのだからそれは次善策と言わざるを得ない。本来は嬰ヘ短調で演奏されるべきである。
かりにヘンデルのそのカンタータを厳密に再現するならば、ホ短調のバロック・オーボエ及び全音ピッチを下げた嬰ヘ短調の弦楽器及び声楽で演奏されるべきである。
そしてもし適切なオーボエがあったならばヘンデルはホ短調の曲を作っただろう。そして現在この手の問題は生じなかったはずである。


こんな事なのかな。