【みっくん小論】

1.レコ芸とみっくん
レコ芸はこの人が軸足を置くサブカルを一段と下に見ていたフシがある。
そのため、レコ芸に重用されず、彼はサブカル系の媒体に足場を移すのだが
期せずして一部のヲタの注目と人気を集め、HMVに連載を持つことになる。

2.みっくんへの評価
サブカル系の文体など当初は新鮮なものであったが、しょせんは借り物であって
彼のオリジナルではない。物語への過剰な依存が顕著で、緻密なスコア分析も
欠けており、本場で聴いてきたという自慢を除けば空虚である。

3.しかし、一部のヲタがみっくんを愛した理由
みっくんの評論は、本人の意図とは裏腹に大衆的である。
レコ芸的な権威への反発とあいまって攻撃的かつ過剰な修辞が一部のクラヲタの
心性と妙に符合した。そしてなにより重要なのは「専門知識がなくても理解できる」
という幻想をヲタに抱かせたことである。

4.みっくんのイメージ戦略
愛好するものとして高級車、海外旅行、高級アルコール、有名ブランド、美食、
欧州の一流ホテルやラウンジなどの徹底した成金趣味を提示。

しかし、実質がともなわず、コロリと詐欺師に騙されるところに
この人物の本質が窺えて現在に至る。