技法や演奏法だけでなく視点や価値観を問う挑戦的な試みのことを「現代音楽」とすれば、
既に確立した技法や演奏法を用いていて既存の価値観に沿った「音楽」とは相容れないものだろう。

現代音楽愛好家とクラシック音楽愛好家では、そもそも「音楽」に対して期待しているものが違うと思う。

ケージの「4分33秒」のような作品は、現代美術と同じく
そこにある何かを切っ掛けにして、そこにないものを感じる・考える とか
日常にあるものを普段とは違った視点で解釈し直す という例にできれば面白く感じるけれど、
そうでなければ単にふざけているだけにしか思えないだろう。

戸惑うような何か、理解を超える何かに出会うことを楽しむのだから、
予想の範囲に収まる作品は凡作になる。