モツは1日や2日でさらさらと読ませるエッセイを書いてしまう天才肌。

ベトは一つの大曲を散歩して騒ぎを起こしたり、どっかでかんしゃく起こしたりしながら、あーでもないこーでもないと練り上げて作る粘着タイプ。

分かりやすい例が、モツのキラキラ星変奏曲、ベトのヴァイオリン協奏曲。
ちょっと悪い言い方をすると、モツは音楽の職人、芸人で、ベトは音楽家で芸術家なんですよ。
モツは馬主になった事もあるし、妻もいれば、女遊びもしている。
ベトは結局すれ違いばかりで一生独身だった。
根本的に違うのですよ。キャラも音楽も。

BGMで聴くならそりゃモツが良いし、ベトは濃いし、脂ぎっていて肩がこる。
でも、フルトヴェングラーみたいな純ドイツ知識人指揮者の手にかかるとベトは一流の音楽家として本領を発揮するから、実に感動的。
モツも、ところどころ、ピカっと光るフレーズがあるから、捨てがたい魅力がありますけど。