人質事件の本質と経過については、池内恵氏の1月20日付けの記事が予言的といえるほどに当たっている。

「イスラーム国」による日本人人質殺害予告について:メディアの皆様へ
http://chutoislam.blog.fc2.com/blog-entry-258.html

(3)日本社会の・言論人・メディアのありがちな反応
「テロはやられる側が悪い」「政府の政策によってテロが起これば政府の責任だ」という、
日本社会で生じてきがちな言論は、テロに加担するものであり、そのような社会の中の
脆弱な部分を刺激することがテロの目的そのものです。また、イスラーム主義の理念を
「欧米近代を超克する」といったものとして誤って理解する知識人の発言も、このような誤解を誘発します。

*「イスラエルに行ったからテロの対象になった」といった、日本社会に無自覚に存在する
「村八分」の感覚とないまぜになった反ユダヤ主義の発言が、もし国際的に伝われば、
先進国の一員としての日本の地位が疑われるとともに、揺さぶりに負けて原則を曲げる、
先進国の中の最も脆弱な鎖と認識され、度重なるテロとその脅迫に怯えることになるだろう。

結局、「先進国の中の最も脆弱な鎖」と認識されなくて済んだ訳で、
日本のサイレント・マジョリティはその点を正しく評価していることになる。
ISILが日本の分析まで行っているとすれば、安倍氏の言動がテロを誘発したのではなく、
全く逆にそういって騒ぐ一定の層=サヨクの存在こそを狙ってテロを打ったと推測することも可能である。