クラシック板・教養学部ドイツ科、2回目
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0414名無しの笛の踊り
2014/08/24(日) 18:47:41.85ID:LJgiuu+F笹井博士の業績として、ES細胞の培養により立体的な網膜や下垂体を再生したという
のは有名であるが、「動物の共通の先祖」にあたる架空の生物「Urbilateria」を提唱した
論文があるという。
http://ggsoku.com/tech/requiescat-in-pace-yoshiki-sasai/
この発想は、発生段階でショウジョウバエにもヒトにも同様に形態形成に働く、同一遺伝子の発見に基づいている。
これをみて自分などがすぐ連想したのはゲーテの言うUrpflanze だった。
前スレで「ゲーテのUrpflanzeの着想は現代でも否定される性質のものではない」
ということを書いた覚えがあるのだが、このような自然哲学の伝統に繋がる大きな仮説を
笹井氏が提唱していた訳である。
自らの関連遺伝子の発見という実証の上に、日本人が不得手とされる思想的な仮説に至っていることに感動する。
それが日本では半ば忘れられ欧米で評価されている。グールドなども引用しているようだ。
検索したところ英文の教科書にもこの仮説が、やはりゲーテと関連させて述べられている。
http://www.slideshare.net/acoleman2/the-development-of-animal-form-ontogeny-morphology-and-evolution
「この(Urbilateriaの)絵に特徴が加えられれば加えられるほど、Urbilateriaは一層
ゲーテの自然学の書のフランス語版にTurpinが描いたUfpflanzeに似てくる」 等
ちなみに、ゲーテは、花びらや雄しべ、雌しべなどの一部が分化の異常で
葉になってしまっているのをみて原植物の発想に至ったという。
しかしまさか動物で、ショウジョウバエとマウスで同じ遺伝子が胚の形成体で働くという
発想には、実際にその遺伝子が発見されなければ至らないものである。
それを笹井氏はそれを発見した上で、Urbilateriaを提唱した訳である。
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