ハイドンのSQは、曲種で一番多く聞いている。その中で、77-2を頂点に後期SQはすばらしいと思うが、Op20も聞くことが多い(一番多いかもしれない)。
「太陽四重奏曲」と言われるが、反対に、ハイドンのSQの中では、「薄明」という印象がつよい。
話題に上がったSQ20のフーガについて、ひと昔まえ、なぜ半分も終楽章をフーガにしたのか、など疑問を呈したり
SQの形式を確立していない過渡的なものという消極的な論調に複数回触れた記憶がある。
おそらく、OP20が過渡期で、OP33で形式確立という解釈からの評価だと思うが、聴いていて、そのような感じは受けない。
OP20は、これはこれで、ひとつの世界を作っている感じを受けている(OP33も好きだが)。
ハイドンは、表面的な形ではなく、その内容で生涯成長を止めなかった作曲家だが、
しかし、OP20は、それ独自の魅力をもつ完成度の高い作品群と感じる。