「HIROSHIMA」 を絶賛していた音楽の専門家たちは、みな現代音楽と距離を置いていた人々
ではなかっただろうか? だからこそ、佐村河内氏に騙されたとは言え、懐かしいロマン派音楽の
大曲に感動して絶賛したのだと思う。そもそも、現代音楽などというものが人に希望や生きる力
を与えることがあるのだろうか? 単に音の変化が作り出す不思議な感覚を楽しむだけのもの
に過ぎないのではないだろうか? 今回のような騒動が起きた背景には、そのような芸術の本質
から逸脱した現代のクラシック音楽界の病理が存在しているように思えてならない。