>>594
まず「調性」「無調」が何を意味するか、その解釈すら、人によって違うし、
時と場合によっても違う。
違うが、いわゆるシェーンベルクとかブーレーズとかの、ゲンダイオンガク的無調を考えた場合、
民族音楽の音階は決して無調にはならない。
雅楽には雅楽の音階があって、平調だとか壱越調だとか盤渉調だとかあって、それを無理やり西洋音楽の音階で言い表すなら
たとえば平調ならEドリアン、壱越調ならDミクソリディアン、ということになる(完全に一致するわけではない、数ヘルツ単位で音程が違う)

つまり長調と短調だけが調性で、教会旋法(ドリアン、ミクソリディアン等)や各民族独特の音階を調性に含めないのであればそれは調性音楽ではないが、
逆に言うと「無調」でもない。
むしろ「調性以前」といえる。
こういう調性以前に存在したさまざまな音階から、歴史を経て、「西洋音楽においては」長調と短調に集約され、それが複雑化して無調になった、簡単に言えばそういうことです。