>>279
ピーター・ヘイワース 編 佐藤章 訳
「クレンペラーとの対話」白水社 刊 より

ヘイワース 先生は六番も指揮なさらないですね。
クレンペラー そのとおりです。わたしはベルリンでオスカー・フリートが
 指揮した公演のとき、チェレスタを弾きました。そのときにはマーラーも
 いたと思います。(中略)これは大作です。終楽章はほんとうに
 それ自体の中にひとつの宇宙を形づくっています。
 それは生と死の悲劇的結合です。しかし正直なところ、
 わたしには理解できないのです。さらにわたしは第一楽章の第二主題は
 非常に問題があると思います。これは複雑きわまる作品です。(後略)