この1年半でブルックナー9番を聴くのは今日で5回目だ。今日の読響の演奏はうねりの中で
大きな表現をしようとしていたように思えた。去年5月に聴いたインバル指揮の都響と今年
1月に聴いたルイージ指揮のN響の演奏よりは文句なくよかった。(インバルと都響は7月末に
ミューザ川崎で演奏したブルックナー7番は本当に素晴らしかったが、去年のブルックナー9番は
曲の余韻にも乏しくただただ強奏が目についた演奏だったのが未だに信じられない感じだ。)
自分が生で聴いたブルックナー9番で1番よい演奏だと思うのが去年4月に聴いた大阪フィルだ。
直前に急病で指揮者交代となったが、その代わった指揮者と共に終始一体感のある大阪フィルの
演奏は今でも強く印象に残っている。
今日の読響は第1楽章や第2楽章の中盤くらいまでは空中分解寸前のような部分も少しあったのが
惜しかった。その代わり大阪フィルよりスケール感とか表現の大きさはあったのはさすがだった。