>>55
そうですね。諸井さんはずっとベルリンフィル盤を絶賛しておられました。
そしてウィーンフィル盤が出ると、89年10月のレコ芸月評にこのように書かれました。

> 聴く度にこの演奏の素晴らしさを味わい、七五年録音のBPO盤に勝る評価が確実なものとなる。

と。さらに最後はこういう言葉で締め括っておられます。

> ともかく私はこの演奏がひどく気に入ってしまった。そして多分、大方の評価・見解とは異なり、
> 今までに聴いてきたあらゆる「第八番」の最上位にこれを置きたいと思っている。
(『諸井誠の交響曲名盤探訪』p.234〜5)

少なくともその時点で諸井さんがカラヤン推しの自らを少数派とみなしていたことは明らかですね。
それにしたって88年盤のリズムの鈍重さには辟易させられます。あんなだらだらした第二楽章がスケルツォだなんて。