フルトヴェングラーの40番を論ずるのは難しいね。
なぜなら戦前と戦後で解釈が変化してるもの。

1944年6月2・3日とされる演奏が、ワルターかくやと思わせるほど、
ポルタメントを多用した情緒纏綿とした優美かつ甘美な演奏だから。
あまりに戦後と芸風が異なるので、別人の演奏を疑われたくらい。
現在では正しくマエストロの演奏とされてるけど。

49年EMIスタジオ盤しか知らない人は、44年の録音を聴くと
巨匠の40番への認識が激変する可能性が高い。
情緒纏綿、ワルター以上にワルター的だから。