>>813
初心者ということで、若干説明を。

バレというのは、十七世紀のフランス宮廷で興隆したジャンルで、
貴族たちが自ら、いろいろな役を踊りました。
いわゆる「バレエ」のフランス語が、「バレ」です。
宮廷でのそれは、「バレ・ド・クール」と呼ばれます。
若き日のリュリは、十四歳の、まだ国王としての実権を持っていない少年王、
ルイ十四世のために、国王自らが踊る、「夜のバレ」を作曲しました。
この時、ルイが「昇る太陽の衣装」をつけていたことから、後の「太陽王」という
あだ名が生まれたとする説もあるほどです。

この一枚には、夜のバレから、三曲、入ってます。

他に、歌劇「アルミード」からの管弦楽曲(パッサカイユ)や、
「アティス」からの「眠れ、みんな眠れ」の器楽合奏版や、
「ペルセー」からの使者の行進、さらには音楽劇「町人貴族」から、
儀式のための行進曲なども入ってます。
まさにリュリを丸ごと凝縮した一枚なので、ご満足いただけると思います。

演奏は「ムジカ・アンティクワ・ケルン」指揮はラインハルト・ゲーベル。

残念ながら、現在では解散してしまった演奏団体ですが、
往年のオケの音色は十分に魅力的です。