モーツァルトは五感で受け止めたものを音で表現しようとしただけ。
水のせせらぎや大聖堂の威厳、宮廷の雰囲気、オペラのストーリーなど何かモチーフを表現しようとしたモーツァルトは叙事詩人と言える。

一方、ベートーベンは意識の世界シックスセンスを表現したのみならず、深層心理のセブンセンシズまでその音楽に直に反映されていると思う。
ベートーベンは叙事詩人。

己の内面を深くえぐって音楽にして感動と共感を与えるベートーベンの登場を持って音楽は宮廷から庶民に、一つの世界で完結するバロックから現代音楽へと続くロマン派へと変わるのである。
音楽史にモーツァルトが存在しなくても問題はないが、ベートーベンがいなかったらポップスもロックも、またジャズやブルースなどの黒人音楽も、サンバやボサノバなどのラテン音楽も誕生してなかっただろう。
音楽史的にはベートーベンの方がずっと偉大。
そしてベートーベンは現代へと続く音楽のパイオニアであるばかりではなく、未だに最高峰でもある。