パリ管の音色は最近のサルプレイエルでの映像を色々見てますが、弦が薄くて柔らかく、
フルート、オーボエが時々目立つという独特さがあるね。木管奏者とティンパニ奏者の、
「どうだっ」って感じのいい意味でハッタリのある、自発的表現も面白い。
音楽院管時代は管理主義的な演奏とは違う奔放さがあったけど、各パートの個性を尊重して
のびのび演奏させるの部分が今でも残っていると思う。

音楽院管は「ああしろ、こうしろ」というタイプの指揮者ではヘソを曲げるところがあって、どこか
いい加減なクナさんとは意外な名演を残したりもしました。
パーヴォさんは、パリ管に関しては、「この楽団のフランス物もドイツ物も上手なところを重んじて
行きたい」みたいなことを過去のインタビューで言っていたので、音楽作りの方向性としては
ニュートラルかも知れません。だからこそよく分からない物足りなさはあるけど、理知的で押しつけがましさの
薄いパーヴォさんの指揮ぶりは、昔から引き継いだオケの自発性を促している部分があるように感じます。

下手な表現であれこれ書いて失礼。生で聴ける人が羨ましい!