ハイドンは一生の間にピアノソナタをずいぶん書いた。
その割にコンサートなんかではあまり弾かれない。
どっちかといえばピアノ学習用の教材って感じだ。
コンサートで弾かれるとすれば、いちばん最後の62番くらいかな。
あまり弾かれない最大の理由は、構造が非常にしっかりしてる割に、頭には強く入ってくるけど、
心のほうに訴えかける力が無い。
ちょっとその単調というか、もひとつなんか欲しいというようなところがあると思う。
もうひとつは、ピアノソナタを書いたけれども、ピアノのために性能を発揮させるというよりも、
やっぱり音楽を書いた。
その音楽をピアノでやるように書いたということで、ピアニストにとって、ちょっとこの腕の振るいようが無い。
そこんとこで敬遠されがちって感じがする。
聴くほうもどんなに上手い面白いピアニストかな〜と思って聴くにしては、曲のほうが弾く人のもってる力を全部出し切るほど、
要求してないような気がする。
ハイドンがピアノの名人ではなかったということも関係してるかもね。