今年もノーベル賞の季節が来たわけだが、日本ならびにドイツ語圏から受賞者は出るのであろうか?
皆の予想を聞かせてもらいたい。
日本では村上春樹氏が有力候補の様だが、他にはいないのか。
自分としては古井由吉氏か石牟礼道子氏、あるいは詩人では谷川俊太郎氏か吉増剛造氏に
受賞してもらいたい気持ちであるが、どうだろう。
村上春樹氏ももちろん悪くはないし、個人的には嫌いではない。むしろ愛読して来た口だ。
高度資本主義時代に生きる人々の悲哀、虚無感を描いたとの評にはもちろん賛成だ。
しかし、彼は過去の偉大な作品たちのコラージュとしての意味合いが大きすぎる様に感ずる。まるでシュニトケの様だ。
氏の敬愛するフィッツジェラルドやサリンジャーはもちろん、ドストエフスキーからボブ・ディランまで何でもありだ。
また、音楽も「利用され過ぎて」いる。ビートルズの「ラバー・ソウル」からロッシーニにスガシカオ、フランツ・リストまで。

ドイツ文学ではペーター・ハントケとボート・シュトラウスの二大巨頭が残っているが、政治的な意味合いから難しいか。
ドイツ文学ではないが、大家の中ではミラン・クンデラもまだ貰っていない。
「存在の耐えられない軽さ」は名作だが、「冗談」は20世紀文学の10指に数えられる名作と言っても過言ではないと思うが、いかがだろうか。
やはり彼にも政治的な影響が付きまとうか。
諸子の意見を聞きたい。