METライブビューイング、トーマス・アデス「テンペスト」を東劇で観た。

アデス自ら指揮したオケの演奏が曲の持つ色調を見事に映し出しと思う。
プロスペローのキーンリーサイドのドスの効いたバリトンは、上半身総タトゥーを入れた逞しい体躯総とも迫力充分。
アリエルのルーナの超高音連発も特筆ものだ。容姿もオペラ歌手とも思えぬスリムさで、冒頭の空中での曲芸はスタントでは無く、本人かと思ったほど。

ルパージュの演出も舞台を19世紀のスカラ座に置いたり、幻想的なミランダ、フェルディナンドの道行情景を変幻自在に描き秀逸。
初演が2005年らしいから完全に21世紀のオペラ。
音楽は現代音楽っぽいところも(音色の多彩さとか良い意味で)多々あり、また伝統的なオペラを想わせる箇所もあり、まさしく現代のオペラ、満足。


昔ここ東劇(以前の建物)で見たウェストサイド物語のトニー、マリアに似てましたな、アレック・シュレイダーのフェルディナンドとイザベル・レナードのミランダは。

あれから何十年w