ここまでを勝手にまとめさせてもらうと

@ナチュラルトランペットのトーンホール(穴)は
極端に上ずるまたは下がる苦手とする音程を補正する役割をもち
それはモダンの(小さい)マウスピースを使用した場合にあからさまになる。
現在は、本来の大きめなマウスピースを使用することで
音程に幅をもたせて克服したようだ。

A出せない音(?)
バッハは楽器ありきではなく、フラウトドルチェ(やわらかい笛の音)のような
ほしい音を指定した。つまり出せない音、苦手な音がそこにあっても
楽器奏者はなんとか出さなくてはならない。結果的にラッパの高音使用など
華やかな効果を生むに至った。

B鍵盤楽器は音の減衰が早いため純正調でなくても問題はない。

逆に純正音程がとれる弦楽器とスライドトロンボーンはあえて
ビブラートを使用する必要はない。
ビブラートはユニゾンピッチのわずかな音程のズレで生じるうなりのような
もので、和音はにごるが音を増幅させる効果がある。
また、苦手とする音程をごまかす手段としてもちいられた奏法であるといえる。