祖国を捨てた非国民

BBCレコーディングのキャッチコピーより
ヴィルヘルム・バックハウス[1884-1969]はライプツィヒ音楽院に7歳で入学し
レッケンドルフに師事、13歳でリストの弟子であったダルベールの教えを受けて
います。このことから、ベートーヴェン→チェルニー→リスト→ダルベール→
バックハウスということで、ベートーヴェン直系の演奏という見方もあるようです。
早くから才能を発揮したバックハウスは16歳でデビューしており、その後、21歳の
ときにはパリで開催されたルビンシテイン国際コンクールに優勝(2位はバルトーク)、
コンサートツアーもおこなうようになり、1909年にはイギリスでレコーディングも
開始します。
 その後、1930年には、第一次世界大戦の戦後補償と世界恐慌のあおりで荒廃することとなったドイツを後にしてスイスのルガーノに移住、1946年にはスイス国籍を獲得し、コンサートにレコーディングに国際的に活躍することとなります。