>>607
「進んだ一歩」とは、タイトルにおける言語と、「内容」である音楽との
恣意的な関係に気づくこと。「百歩さがる」は、その「知見」を、言及されて
いる文脈にかかわりなく一般化してしまうこと。わかりますか?

「急激な社会の変化」云々は、ワルツに象徴される「過去」に対するラヴェル
のノスタルジーと結びつければわかると思うが。ドビュッシーなんかにも
変化への心理的抵抗はあった。変化「しすぎる」ことへの抵抗が。ごく一般的
なことですよ。
まさかと思うが、当時の西欧社会のこの変動をここで書けとは言わないよね。
19世紀の「市民」の台頭はなぜ起こったか。矛盾にさらされた、資本の論理と
統治の論理はどのように折り合いをつけてきたか。それと帝国主義との関係は、
とか。それらの帰結が目に見えるかたちで顕在化したのが20世紀初頭。
教養人どもが、ノスタルジックになるのも自然でしょ。