>>536で引用したのはウラディミール・ジャンケレヴィッチの「ラヴェル]なんだけど
前読んだきり全体的ことはあまり覚えてなかったから読み直してみた

個人的な感想として>>538の文学的すぎるというのは正直あった…
もってまわった表現がすごく多くて、芸術家の名前や作品の引用もうんざりするほど出てくる
全部理解できたとはとうてい言えないし、そうかな?と感じたとこもある
ただ前提として、最初の出版はラヴェルの死後2年後とのことで(著者は当時30歳代)
ラヴェルと近い時代を生きた人の作曲家論であって解説本や伝記ではない
技術的な分析もしてるけど、それよりは感情移入をもって書かれた熱のある文章という感じ

前に引用した部分はスパッと言ってるので好きなとこ、ここについては後でこう言われてる
『〜ラヴェルのなかには、内気なゴンサルベ(「スペインの時」の登場人物)のような人物、
感動しないようにする…が、しばしばそれに負けてしまう感傷的な青年が住んでいるのである』

もっと直接的には
『ラヴェルの反ロマン主義は、彼の意思が弱まったならふたたびそうなってしまうかもしれぬ
ロマンティックなものに対する反動であった』

なんか抜き出すとよく言われていること程度になってしまうけど
「ラヴェルも心の底では感動していたしロマンティックなものが好きな気持ちも持っていたんだよ」
と同時代の人が喝破しているというのは説得されたくなった