ラヴェルの人間性という面から見ると、恐らくショパンと似ていて非常に
繊細で傷つき安い人だった。精神力が強い人ではない、とも言える。
彼は戦争に兵隊として参加し、除隊後も落ち込んだが、生涯で一番落ち込んだ
のは、最愛の母親亡くなった時だっただろう。
 その後に長いスランプが来ているように見える。
「ヴァイオリンソナタ」「ツィガーヌ」はそんな時期の作品ではないだろうか?

作曲家はタフでないと成功しない。フランスの作曲家でも、ドビュッシーもフォーレ
もサンサーンスもベルリオーズもマスネーもタフだ。体も精神もタフ。
3B、モーツアルト、ワグナー、ストラヴィンスキー、チャイコもタフ。
図々しくないと、難しい職業だろう。