>>531
俺はツィガーヌそこまで低評価でもないけどな
偽りのジプシー精神というけど、ラヴェルにおいて何が偽りでないのかというのはとても難しい
ラヴェルについての本にとても好きな一節があるんだけど、曰く

『ラヴェルはなによりもまず、自分以外の人間になる術の大家になったのであって、
自己の内面の真実を覆い隠すために現実の世界を用いるのである。
外部の認識、知性による宇宙の観照は、それゆえ彼の場合、羞恥心の外に現れた形である。
要するに、彼は自分について語らなくてもいいように物について語るのである。』

長くなったけどなるほどと思ったし、そう思うとツィガーヌであろうとガスパールだろうと
ラヴェルとしては仮面を付け替える程度のことなのかもしれない


ただツィガーヌのオケ部分はあんま面白くないし
ピアノに比べたらヴァイオリンは扱いが苦手だっただろう
ヴァイオリン協奏曲も書かなかった
で個人的にこれはイカンというのはヴァイオリンソナタだな
特に2楽章のブルースがあまり魅力なく思うなあ