繰り返しになってしまうが、世のヴァイオリンの先生連は、
ピアノの先生達と比べてみても、明らかに、教授法に対する
方法論的な自覚、反省、探求心が欠けている。

ピアノの世界では、特に近年になって、教授法に関する方法論的
模索の重要性が十分理解されるようになってきている。

それに対して、ヴァイオリンの世界では、未だに十年(いや何十年)一日の
如き、自分が生徒として先生から言われたことをそのまま自分の生徒に
鸚鵡返しに言うだけの先生ばかりで、教授法に対する反省というものが全く
見られない。

これでは、特に大人から始める人が上達できるわけがない。

最低限のモチベーションさえ持ち合わせていれば、本来ならば、
ヴァイオリンに興味を持って自分でも演奏してみたいという気持ちが
起こってくるような人は、そこそこは弾けるようになるのが筋というもの。
現状全くそうなっていない責任の大半は、生徒の側ではなく先生の側に
あると言って、まず間違いない。