老境の感慨は思春期以前の少年にも分かる。
すぐ未来にあるはずの青春の充溢は、少年には分からない。
「こころ」は早熟な小6の少年に面白く読めるが、「三四郎」は分からない。
また案外、思春期以前の少年は死の思いに捕らわれていたりする。
早熟で知的な少年にとって「水車屋」はよく分からないが、「冬の旅」に捕らわれてしまうこともある。
(FDFが10歳で、いや10歳だからこそ「冬の旅」に惹かれたと、そういうことを語っていた。)

したがって小学でクラシックを聴き始めるような少年は、1番〜3番より却って4番のほうが近しい。
少女の場合はどうなのか分からない。