レコードに関する限り、プロデューサーの存在感が薄れて行くのは確かだろうね。
70年代から晩年は、カラヤン美学が露骨にでて、成功したものもあれば、そうでもないものもある。

50年代〜60年代はレッグ他対等のプロデューサーもいたが、70年代のグロッツや80年代のヘルマンスやプレーストなんかになると、ただのお抱えエンジニアだ。

ベートーヴェン全集なんか、60年代のようやくベルリンフィルを振ってやれるというカラヤンの気合いと、指揮者の言いなりではないベルリンフィルの伝統と気概を感じるから、全ての全集の中でベストとはいわないが、よい演奏だ。

オペラは演出の手腕に賛否両論あるものの、カラヤン自身がプロデューサーのようなもの。旬のメンバー集めから、音楽作りまで徹底されていて、完璧だ。
ここまで徹底させること自体が奇跡に近い。