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レイトの生徒がたくさん通う教室でレイトの生徒しか観ていなければわからない。
プロになれるような、優秀なアーリーの生徒がいる教室に行っていれば、様子がわかる。

どういう段階でどうやって進ませているかというのは、こんなところで説明しきれない。
その「段階」というものをレイトには理解できないからだ。
「段階」のヒントは、鈴木の1巻から完璧な音程と音色で弾かせているかどうかってこと。
レイトは絶対ぐらいにそれを理解しようとしないで「どうせ趣味だから」と言い訳するから、
永遠に遠回りする。
遠回りをするというより、レイトの「曲弾けました」という考え方は、本流とはパラレルワールドだ。

完成度1を譜読みレベルとして、5をプロレベルとして、曲の難易度AからEに向かって上がるとしたら、
レイトは1Aから1Cくらいに向かって曲をこなして行く。
普通のアーリーは、3Aから4Dへ向かって行く。
プロになれるような子は5Aから始める。3Bの弾き方をすると5Bになるように復習させられる。
つまり1〜4の完成度のうちはそれ以上の曲を弾かせてもらえない。
レイトは1Cで、アーリーの3Bより自分が上だと思おうとする。
レイトの大半は、1Aから1Cに向かうだけで終わる。