だが、どんなにうまい金管楽器奏者も40歳代を迎えると
とたんに腕が落ちてしまうケースが多い。

長い間吹いていくと唇や歯並びが変形してしまうからだと思う。
歯は縦方向の圧力には強いが、前後の圧力には非常に弱い。

サックスやクラリネットはリードやマウスピースを取っ替えることが
出来るけど。金管楽器はそうも行かない。
研鑽や経験がそのまま演奏のクオリティーにつながらない残酷な楽器だ。

良い金管プレイヤーっていうのは、グラビアアイドルのようなもの。
一生やれる仕事ではない。
存在そのものが神々しい。

だけどそういった儚くて脆い存在の金管楽器が自分は好きなんだけど。