カール・ベーム博士の人柄に私達が尊敬するのは知識と経験と自ら選び採った
職業への無条件の愛情である。
リヒャルト・シュトラウスとの友情からは、この大家の作品の正統的な演奏が、今の
私達に忠実に伝えられている。
またベームのザルツブルクとバイロイトにおける仕事は、彼のモーツァルトとワー
グナーへの献身が高く評価された。
ユニヴァーサルな芸術家が数10年、自分の聴衆の前に立ち、個人的な成功
を狙うのではなく、ベームは音楽の真理に奉仕する解釈で我々に感動を与え続けて
きたのである。

ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮者)