>>309
開放弦であっても、最初から美しい音が出せる人は存在しない。
もしかしたら、ハイフェッツは可能だったかも知れないが、兎に角上手く弾けないのが普通だ。
人によって美しいと感じる感じ方が違うから、様々だが、ヴァイオリンの美しい音には、
美意識みたいな有る一定の基準がある。

開放弦が上手く鳴らせないと、指を使わないかというと、そういうわけでもない。
ある程度開放弦を弾かせると、人間は飽きてくる。
出来ていようと出来ていまいと、飽きてきた頃に指を使わせる。
指を使わせたからといって、開放弦の音の出し方が下手になるわけではないので、
音をだすのが疎かにならないように、響きを感じられるように少しずつ教える。

最も単純な開放弦の音の出し方の練習法は、
弦の振幅を見る。これが最も手っ取り早い。
チューナーを使って、針が動かないようにするのも効果的だ。
フラジオで音をならすのも、実は開放弦にも効く。
レイト初心者の練習法としてはこれで十分だが、
これだけでは「美しい音」にはならない。

>共鳴音を教えてるんなら、汚い音を出すほうが難しいと思うけど。
ヴァイオリンの特徴は、音の出だしにある。
弦が振動していないのに振動させ始めるのには大きな力が必要で、
振動し始めたら、力がほとんどいらない。出だしと、音の途中があるのが、ヴァイオリンだ。
ハッキリとした発音で話をするのと同じ事で、出来ないとワヤワヤワヤという感じになってしまう。
音の出だしの強さで途中を弾くと音は潰れ、途中の強さで弾くと音の頭がハッキリしない。
意識して音の最初と途中を変えると、音に段差が出来る。
音程が正確だと音は出しやすく、それぞれの音によって、楽器によって音の出しやすさは違う。
この1つ1つの音の特徴を解って、曲想に活かすのが本来のヴァイオリンの弾き方だ。
初心者には非常に難しく、レイトで出来るようになる人はほとんどいない。
この解決方法もあるが、初心者には難しすぎて出来ない事が解っている。