30年位前にフルトヴェングラーの新世界が鳴り物入りで発売された時、
宇野が「福永陽一郎さんは『この演奏はフルトヴェングラーのものではないのではないか』と語っていたが、紛れもなくフルトヴェングラーの演奏である。このような壮絶な表現がフルトヴェングラー以外のいったい誰に可能なのであろうか!」とレコ芸誌上で力説していた。
その数十年後、宇野が出した「フルトヴェングラーの名演・名盤」という本の中で、しれっとして「非フルトヴェングラー盤。カバスタ指揮のミュンヘン・フィルという説がある。」と書かれていて唖然とした思い出がある。