1970年にカラヤンがBPOを引き連れて、ウィーンでベートーヴェン交響曲全集ツィクルスを行ったが、
あまりの凄みと気迫に圧倒される。
DGの63年と76年の中間での記録となるが、レコーディング用の演奏には普遍性を重視したところが感じられる反面、
ライヴではフルトヴェングラーよろしくコンサートならではの緊張感や豪放さを発揮している。
こういった例はカラヤンの場合数多くあり、アンチ・カラヤンに演奏者を伏せてライヴを聴かせると、
大抵は「これ凄い演奏だね!誰?」と訊かれる。
得てしてそんなものなのだろう。