ショルティは嫌いではないが、リングとシカゴというのがなければ、超1流の指揮者には思えない。
テンポが緩まないのは特徴だが、音楽的にはどうなのかと思う。
音楽はインテンポだけではない。
そういう意味で楽譜通りとも思えない。

ただ、技術がなければ埋もれてしまうような大編成の作品になると、手兵のシカゴが最高の技術(とくに金管)で奉仕するから、並のオケでは聞こえないような音がよく聞こえる。
が、「それがどうした?」と思う。

最高の技術を持つ職人の力を引き出すという意味では、超一流の指揮者に思うが、それが結局音楽の力に結びついていない。
最終的には指揮者の持つ音楽なんだろうと思う。

ニューイヤーの話がよく出てくるが、英米は技術を重んじるのに対し、欧州は音楽を重んじる。
真剣にその違いから選ばれないのだったんだろうなと思う。

だからといって2流とはいわないんだけどね。