あるレイトが発表会でモーツァルトの五番を弾いた。
当然のように音程も何も滅茶苦茶だったのだが、本人は大いばりだ。
「気づいたことがある」彼は主張する。
「モーツァルトの時代にはまだチューナーはなかった。だから音程が滅茶苦茶なのが正しいんだ」