ショパンの肖像画ってたくさんあって、だいたいは同じような感じ
なんだけど、ドラクロアの書いたものだけが、かなり雰囲気が違う。
一言でいえば、カッコ良すぎ。
多分、ドラクロアは写実的描写をしたのでなく、ショパンという希有の
芸術家の雰囲気全体を伝えようとしたのだろうね。
この絵を見てると、ショパンの曲の持つ端正でいて時に激しい面までも
見事に背後に感じとれる。
正に、天才が天才を描いた傑作だと思う。
ショパンを天才が描写した例はもうひとつあって、それはシューマンの
自宅を訪ねたショパンがエチュードを演奏したときのもの。
ロマン派はこうした人的交流のスケールが凄い。
自分もドラクロアのアトリエやシューマンの家にお邪魔してショパン
の演奏を聴きたかったなぁ。