>>858
諸石先生は陳腐な定型句を並べているように見えて、というか実際そうなのだが、聞いていてイラっとするような暴走はない。
昔から何でも褒める諸石先生とか言われていたが、亡き志鳥先生や黒田先生の超無難の系譜を洗練させて受け継いだといえるだろう。
そうした無難の極みが物足りない風潮から、宇野先生や許みたいな唯我独尊系をのさばらせてきた結果ともなったが、
諸石先生は亡き先輩二人に比べても、ショルティを毛嫌いしたり「本場物」を連呼したりしないし、
一番イラッと来ない境地に達していると思う。
現代最高峰の指揮者アバド、ハイティンク、とか絶妙に歯の浮かない言い回しだと思う。無難過ぎるけど。
それに対して広瀬は、過剰な美辞麗句や定型句が、かなり強引に用いられており、素人が何気なく聞いていても、おいおいそれは言い過ぎだろ、恥ずかしいだろ、と思わせてしまうのではないか。

吉田爺位、枯淡の境地に達すれば、あの解説を保存するために聞く! ということになるのだが。

もっとも、聞く方の慣れの問題もあるし、場数を踏めばまた違ってくるかもしれんかねえ。