D藤元高輝氏(第1位)
 かなり立派な飾りのある弦巻部分,周辺にずっと打たれている点々の模様など,特徴のある楽器のよう
ですが,なんでしょう?
武満徹エキノクス(課題曲)
バッハ無伴奏バイオリンソナタ第3番から(パルティータとあるのは間違いでしょう)。
アダージョとフーガ
メロディーはギターらしい音で歌っており,この曲をギターで弾くときによくある軽さからは免れていて期待できる。
 フーガも堂々としたフーガになっていて,よくある,一応ギターで音にしてみました,という程度の演奏とは
一線を画している。ただ,この曲を敢えてギターで弾くことの魅力を出せていたかというとやや疑問。この曲
をギターで満足したことがないので奏者の責任ではないと思うが。
演奏自体は説得力のある安定した堂々たる演奏だと思います。
ヘンツェ 王宮の音楽から1グロスター
ブリームの演奏でも何がいいのかさっパリ判らなかった曲をコンクールで弾いてしかも一位を取ってし
まったというので,全く脱帽し,どのような演奏だったのか,大変な楽しみ,興味を持って臨んだ。
 大変な熱演で,ブリームの時より曲としての有機的意味が見えそうな気がする場面が多いが,やは
り残念ながら楽しめるほどには至らない。この曲の演奏自体で優勝したというより,バッハなどとの総
合評価で勝ち取ったものと理解したい。