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この人ってのは吉田秀和のことね

俺の感覚は俺のトーマス・マンに対する印象とも関係あるかもしれない。
「魔の山」など小説だけを読めば素晴らしいとしか言いようがないが、
トーマス・マン日記を読むと相当に汚れた人物であることがわかってし
まう。マンはアメリカで絶賛されているほどにはドイツでは評価されて
はいない。マンに対する評価をアメリカ/ユダヤ的に持つのか、ドイツ的
にもつのかというあたりで、吉田氏と私はちがってくるらしい。