昔話といえば昔家の近くに大判焼きを焼いている店があったんだ。
ギターケースをもって前を通り過ぎると店の親父がギターを食い入るように
見ていたんだ。俺は内心「この親父もギターやるのかな。でも大判焼きの親父が
がクラシックギターなんかやるわけないよな。流しみたいなギターでもやるのかも
しれないな。」なんて思っているとあるとき親父のほうから声をかけてきた。
「ギター弾くの?」俺としては弾き語りアタリと一緒にされたくはなかったので
「クラシックギターだ」と答えた。

それが30年が過ぎ大判焼きの親父が故 深沢七郎 だとわかった