本当なら消えてなくなってしまっても何の不思議もないところ、
奇跡的と言っても過言でないような経緯でこの作品は息を吹き返したんだね。

とにかく、よこしまな目的だとはいえ、ヒュッテンブレンナーが
自作と引き換えに世間に公表することを許したことは僥倖だ。
ヒュッテンブレンナーに感謝しなければならない。
彼がもし、ヘルベックが訪れる前に死んでしまったとしたら、
《未完成》はごみくずとして捨てられてしまったんだろうね。

しかし、《未完成》が、彼が思っていたより遥かに素晴らしい作品であった
ことは、彼の想定外だった。>>200のような非難がその後蔓延した。

とにかく、彼の説明は、彼の立場を糊塗するだけの全く説得力を欠くものだ。
怪しさがプンプンと臭ってくる。