永年に亘り古典音楽を謹聴する事を唯一の愉しみとしてきた小生だが、
或る時某匿名掲示板にて、「楽譜作成」の文言を目にして一念発起。
老後の日々の退屈しのぎになれば、と思い写譜の世界に身を投じてみた。
正式な音楽教育を受けておらず、素養も無き小生に耳コピー等可能や否やと
最初は不安であったが、遣って見ると存外に面白い。
老眼に霞む目を擦りながら、行き付けの眼科医より処方された点眼薬を
頼みとして、フィナレーなるソフトウェアと悪戦苦闘すること幾星霜。
漸く完成した四小節の譜面に悦に入りながら、恐る恐る再生釦を押してみると、
「ポーンポポポーン、ポポポーポポポーン」と何十年にも亘って傾聴してきた
我が心の名曲が目の前のPCより奏でられた。 
感激感動歓喜感涙昂奮のあまり欣喜雀躍として年甲斐も無く快哉を叫んでしまい、
家内には何事か騒々しいと怒られてしまう始末。
一時の昂奮から醒めて、冷静に我が作品を聴き直してみると、どうにも音の怪しい
箇所が気になる。しかし哀しいかな小生の音楽能力では、どう直せばよいのか
判然としない。恥を忍んでご近所に住む、ピアノ教師のご婦人にお尋ねする事とした。
この教師というのが、昨年某音大を卒業したばかりの大変見目麗しい女性で、
以前から往来で挨拶を交わす折に、艶やかな亜麻色の長い髪と清楚な佇まい、
ブラウスが張り裂けんばかりの豊かなバストと、後姿のむっちりとした柳腰の揺れる様に、
小生は密かに仄暗い欲情を催しており、一度はあのようなご婦人と
手練手管を尽した巧妙な性行為に及んで、獣欲の赴くままに若い肉体を激しく
蹂躙して支配してみたいと考えていたが、